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Skype面接

以前に送った、スウェーデンの某大学の、あるPhDポジション宛てのアプライ書類が、一体どういうわけか書類専攻を通りました。60人応募から9人に絞ったそうです。ということで今日、その9人の一次面接がありました。といっても、SkypeとWebカメラを使って自宅面接です。この面接で、9人から3人に絞って、二次面接だそうです。

Skype面接をするのは、これが初めてだったのですが、どうにも変な感じですね。ただのSkypeなのに緊張で震えまくりました。でも、最終面接でないならこれで十分だなと思いました。交通費も節約できますし。

…で、私はよほど運がよくないと、もう二次面接には行けないでしょう。というのは、ある致命的な条件が欠けていることを面接で知ってしまったからです。その条件というのは、論文や調査書を理解できるレベルのスウェーデン語力です。「スウェーデン語は分かりますか?」と言われて「デンマーク語は分かるので、習ったら習得は早いでしょうね。」とハッタリをかましましたけれど、「分かるわけないでしょう…?」が本音です。そういう大事なことを、応募書類にしっかり明記しておいてくれれば、はじめから応募しなかったのですけれどね…。

いったいなんだったのだろうという面接でしたが、とりあえずSkype面接は面白い経験だったのでよかったです。結果は今夜メールで来ると言ったのに、案の定きません。モヤモヤしながら眠るのは好きではないのですが…。

週末は最高気温がマイナス6度らしいです。鼻毛が凍って鼻の穴にはりつく日も近いです。
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初雪

朝、おきたら雪が降っていました。積もるほどではなかったですが、冷え込みが厳しく感じました。

自分のPhDプロジェクト計画込みのアプリケーションは、教授に意見をいただき、修正ののちに、教授から「許可」のサインもいただき(これがないとアプリケーションは無効になってしまう)、明日、なんとか締め切り前に提出できそうです。こんな見ず知らずの私に親身になってチャンスをくれた教授にも、応援してくれた人たちにも感謝です。

日帰りコペンハーゲン

昨日、某大学の教授に会いに、日帰りでコペンハーゲンに行ってきました。朝7時に列車に乗って、午後にPhDの応募書類についての打ち合わせをして、ちょっとMagasinあたりで適当に目の保養をして、最終列車で帰るという強行スケジュールでした。

前々から、この大学のオープン募集のPhDポストに応募するため、今回訪問した教授にはコンタクトを取っていました。教授は「オープン募集は、いくつかペーパーを書いていて、職務経験のある人が応募してくることが多いから、修士を出たばかりだとちょっと不利かもしれないけれど…。」と言っていましたが、「それでも応募します。」と、私が自分で考えた研究計画を送ったところ、興味を持ってくださり、共同研究をしている別の教授も誘って、作戦会議をアレンジしてくれました。作戦会議というのは、自分の研究計画を、この教授方の研究フィールドにうまくはまるよう、どうアレンジするか、という会議です。とはいっても、最後は「こういう研究を私達はやっているので、あとは自分なりにアレンジしてね。」になってしまうのですが…。それでも、こうしてオフィスまで招いてくれただけで、十分ありがたいです。応募書類の力のいれどころを教えてくださり、さらに応募前にアプリケーションのチェックもしてくださるというし、もう感謝感謝です。

帰ったらもうヘトヘトでした。とりあえず帰ってすぐ寝て、朝起きてメールをチェックしたら、別の大学からメールが来ていました。先月の初めに応募した、別の大学のオープン募集の結果です。落ちました。しっかり準備して応募しただけに、これはへこみました。(なので、へこみっぱなしで今日一日を無駄にしないよう、こうして自分の頭の中を整理するべくブログを書いていたりします。)単に、へこませすぎないための処置にすぎないかもしれませんが、「審査委員会は、あなたはwell-qualified for the positionと判断しましたが…」と書かれていたのを勝手に救いにして、次の応募に目を向けます。

しかし…送り主側は私の事情は知らないので仕方ないですが、なぜこう、残念なことを知らせるメールは、いつも素晴らしいタイミングで送られてくるのでしょうか。昔流行ったマーフィーの法則かなにかでしょうか。結果を送ってくるならあと1週間後にしてほしかったのです、今準備している応募へのモチベーションが下がります…。前も、修士論文の提出3日前に、ショックなメールがひとつ来たことがあります。もちろん送り主側は私の事情を知らないので悪意はありません。たまたま3日前に送られてきたのです。その時も、ショックで泣きながら論文を書きましたが、「なぜあえてこのタイミングで来るのだ、なぜ?」と勝手に思っていました。

アプリケーション提出。

先週の木曜日、無事に、本命のPhDの募集に対するアプリケーションを送りました。その後、息抜き&ごほうびに、金曜から日曜にかけて、コペンハーゲンで遊んできました。カルチャーナイトで刑務所の中を見学したり、知り合いになった日本の方に、大学の中を紹介してもらったり。面白い体験ができました。お付き合いしてくださった皆さん、ありがとうございました。

さて、今回のアプリケーション提出で、これは問題だろうと思ったことがひとつ、ためになったことがひとつありました。

問題だろうと思ったことは、日本の大学の成績評価基準のことです。今回のアプリケーションを送る際、送り先の大学が、学士・修士時代の成績評価を、デンマークの成績評価スコアに換算しなおして、その平均スコアの申告を求めていました。(注:EU圏内の大学は共通の成績評価基準を持っています。デンマークはその評価基準と別に、独自の評価基準を持っています。)そして、アメリカの大学、EUの大学の成績評価基準から、デンマーク式成績評価基準への換算方法が示されていました。私の場合、修士はデンマークでとっているので問題ないのですが、学士は日本の大学でとっているので、成績を換算しなおす必要がありました。そこで、母校に連絡を取って、成績システムがどうなっているのか、換算表があるのか等を伺いました。驚いたことに、成績評価基準は入学年度によっても違い、大学ごとにも違い、アメリカやEUの成績評価基準に換算する方法も用意していない、とのことでした。私はもう学生にしてはけっこうな年なので、自分の入学年度の成績評価基準が、現在のそれと異なるのは当たり前だと思っています。が、「大学ごとに違う」というのはどういうことだと思いました。これは、日本では国立大学間ですら、統一の成績評価基準を、これまでずっと持っていなかったということでしょうか。これでは私のように、外国の大学院へ進学しようとして困った人もいるでしょうし、そもそも新卒の学生が日本の会社に就職する際も、会社は評価基準の違う成績表を見比べて、採用者を決めていることになります(そもそも成績なんぞ見ていないかもしれない)。では一体何のために成績をつけているのでしょうか。英語を話す云々の前に、もっと簡単にできる国際化があるよなと思いました。今回はしかたなく、私は学士の成績が換算不能な理由を文書にし、修士の成績だけを申告しました。

ためになったことは、アプリケーションの一部として、自分で研究アイデアを出し、おおまかな研究計画を立てて、それをA4・2ページ分にまとめる作業です。前回の記事に書いたとおり、デンマークの大学では、博士課程の学生は「学生」と呼ばれますが、実際は「新米研究者」のあつかいです。研究テーマがすでに与えられていたとしても、そうでなかったとしても、3年の博士課程の中で、独立して研究を進めていく姿勢が重要です。私は、まず応募先でスーパーバイザーになってもらいたい教授を選び、連絡を取って、その教授の研究フィールドに関するホームページのアドレスを教えてもらいました。そこを見て、私の研究したい分野(土壌)の研究がどれほど進んでいるのか、どんな研究がこの先求められるかを調べた上で、まず自分の研究の先の一番大きな目標=一生かけて追求するサイズの目標(例、作物の収量ができるだけ多くなるような土壌の条件を解明して、飢餓をなくす。)をたて、その目標を達成するために何を研究しないといけないか考え、さらにその研究をするために何の小研究をしないといけないか考える…という具合に、どんどん研究対象を小さく、具体化していき、3年で結論を出せるサイズまで掘り下げました。3年で結論を出せるサイズがどのくらいのものかは、過去のいろいろな人の博士論文の目次を見て、感覚をつかみました。4日間ほど、うんうん唸って、たまに外を散歩したりしながら考えぬきました。アイデアをだしたら、そのアイデアを実際に行動に移すために具体的な方法を考えるのですが、これは、アイデアが出た段階でするすると思いついたので、あまり苦労はしませんでした。こうして計画表が出来上がり、修士時代の教授にも見てもらって、「いいねー。」と言ってもらいました。とはいえ、教授は、私がどんなアイデアを持ってきたとしても、きっと「いいねー。」と言ったと思います。これは私がやる研究で、教授の研究ではないからです。採用されるほどの研究アイデアかどうかは、最後は自分で推しはかるしかないのです。ともかく、締め切りの金曜日のぎりぎりまでかかると思っていたアプリケーションは、なんと木曜の午後には提出できてしまいました。

このアプライの結果を待ちながら、あとひとつ、来月締め切りのPhD募集を見つけたので、それに応募して、もう私のPhD探しは終わりでいいかなと思っています。これで、どこかに採用されたら儲けもの。採用されなければ日本に帰ります。1年間だけのデンマーク生活のつもりが、修士課程に行けてしまうわ、自動車免許を取るわ、さわやかニート生活を送るわで、気がつけばまもなく4年になろうとしています。正直なところ、デンマークの暮らしそのものには疲れました。田舎暮らしに疲れたのではなく、自分のことを常に大切にすることを、半ば「強要される」生活に疲れました。このことは、私の頭の中でうまくまとまっていなくて、まだこの場でうまく伝えることができません。それに、日本を外から見ていると、典型的な田舎オバちゃん気質の私はイライラします。微力ながら私の力が、どこかで役に立たないものか?と思うことも多い昨今です。なのでPhDという、先立つ魅力的な目標もなくなったら、もう帰ってもいいだろうと思っています。帰ることになると、出会った人たちとの別れだけがつらいですが…。

人事をつくして、天命を待ちます。どういう結果になっても、それが自分の進む道なんでしょう。

デンマークの博士課程 その2

さて、前回の続きです。

大学の奨学金に応募する場合は、各大学のHPの求人情報コーナーに、だいたい博士課程の募集もあります。主に、おおよその研究内容が決まってしまっているものと、研究分野のみが決まっている募集があります。前者はもう研究内容が決まっているため、自分で研究テーマを決める必要はありません。後者は自分で研究テーマを決め、応募書類と主に簡単な研究計画書を提出する必要があります。当然後者のほうが、専攻のかぶり具合を気にする必要が無いため、応募者が多くなり、競争率が高くなります。私は、ヨーロッパのいくつかの大学の、前者型の募集のうち、専攻分野が自分とできるだけかぶっているものに応募しました。そして最近、後者型の募集をひとつみつけ、応募について私の元指導教官と、先週末に話をしてきました。

いたってシンプルな話でした。
教官「アイデアも、研究テーマも、研究計画も、仮説も実験計画も発表内容も、全部自分で決める。それが博士課程在籍者の仕事。」

私 「えええええー!アイデアがあっても、それを3年でやり切れるかなんて、私に予想がつくかどうか・・・。」

教官「だから、そのアイデアを、3年でやりきれるサイズに調節して、テーマを具体化するのも、博士課程在籍者の仕事。」

雲をつかむような話なので、適切なサイズというのがどういうものか具体的に分かるよう、教官は私に、過去の博士課程学生の論文集をくれました。

教官「3年でできそうなサイズで、応募先の教官の研究対象ともリンクしていて(リンクしてなければ指導教官は指導のしようが無いから)、なおかつ独立してやっていく姿勢がみられる研究計画案を出した人に、ジョブインタビューは必ず来る。」

…とんでもないことをやろうとしていますが。でも、ここまできたら諦めずに応募します。この応募作業を通じての思考作業は、たとえどこにも採用されずに日本に戻ったとしても、仕事をする上で必ず宝になる作業だと、私は思うのです。締め切りまであと2週間。とはいえ毎日、他にやることは食う寝る以外にありません(笑)から、しっかり集中します。ブログは一時閉店します。終わったらコペンハーゲンカルチャーナイトに乗り込む予定なので、在コペンの私の知り合いの方々、遊んでください。では。

デンマークの博士課程 その1

最近の私は、企業への就職は完全に諦め、PhD(大学院博士課程、以後、博士課程で言葉を統一します。)のアプライのみに絞って活動しています。とはいえ、博士課程のアプライも、デンマークではある意味求職活動です。

この博士課程、日本の博士課程と似て異なる部分が相当あり、私はアプライどころか、まず自分の博士課程に対する考え方を変えるのに苦労しました。

デンマークの大学で博士課程ポジションに進む場合、主に次の4つの方法があります。

1.大学の出す奨学金に応募し、それをゲットして進学
2.企業が出す奨学金に応募して、それをゲットして進学、もしくは企業に勤めている人が、企業から給与をもらいながら、大学の博士課程にも在籍する
3.大学以外のどこかの機関の助成金や奨学金をゲットして進学
4.授業料と生活費をすべて自費でまかなって進学

1が一番多く、2、3はそこそこいて、4は極めて稀です。そもそもデンマークの大学は、EU加盟国からの学生の学費は無料です。また非EU国からの学生に設定されている年間の授業料は、日本の国立大より高く、とても学生がちょっとアルバイトして払える金額ではないです。なので大学側も、何らかの奨学金をとって入学することを推奨しています。なお、1の場合は授業料は無料、さらに大学から給与が出ます。2の場合も、企業から給与が出ます。学費は企業払いか、大学払いか、折半かはケースバイケース。3は、どこの、どれだけの額の奨学金を得るかによって、生活費も学費もケースバイケースです。

私がねらうものは1です。3もはじめは考えていましたが、今は諦めています。というのは、どこの奨学金も、だいたい半年~1年支給のものばかりで、博士課程の3年分全部をカバーできません。そのため、必ず在籍中にビザの取得に支障が出て、研究に支障をきたすからです。つまり、次々と奨学金をとっていかないと、収入がないことになってビザがおりず、研究打ち切りで退学して帰国もありうるということです。私は研究もして、さらに奨学金のこともビザのことも考えてなんて、器用なことはできません。そこまでリスクを冒して研究したいか?と自分に聞いたら、答えはノーでした。これなら早く日本に帰って、普通に仕事を探したほうがいいです。

話を1に戻します。1は、日本の博士課程に比べたらずいぶん美味しい話に聞こえますが、これは、博士課程の人に対する、大学側のスタンスの違いからきているようです。日本の大学は、博士課程の人は「学生」であり、学びに来ているのだから授業料は自分で払いなさい、というスタンスです。デンマークの大学は、博士課程の人は、大学という名の企業の、「研究職に就いた新米社員」です。新米でもいちおう社員なので、給与も当然もらえるのです。ですので、修士課程までは学生ですが、博士課程からは社員。就業規則があり、食事も学生食堂ではなく、社員食堂(=教授やポスドクの人用の食堂)でとっていいのです。 もちろん産休や育休も取れます。

それでも、スタンスが違ったって、やることは日本の博士課程と同じなら、やっぱり美味しい話に聞こえます。ところが、やることも日本の博士課程と全部同じではありません。(とはいえ、私は日本の大学の内部の事情は、ひとつの大学しか知らないですし、それも10年も前のことなので、今の事情はどうだか分かりません。このへんについてはコメント歓迎です。)まず、授業、実験アシスタント、学士・修士課程の学生の論文指導、試験のジャッジなどが仕事に入ってきます。これらの仕事と並行して、学会へ出席・発表したり、自分の研究を進めて、3年で、3本以上のペーパーと、1本のサマリー論文を書き上げ、認定される必要があります。認定され、所定の口答試験をクリアすれば、晴れて博士号取得です。博士号を取って、一人前の研究者になるように新米社員をトレーニングしていくのが、指導教官の仕事です。

その2に続きます。





うーん、ダメでした~!

以前からここに書いていた、G社の二次面接、ですが、今日電話で確認して、残念ながら面接自体が無くなりました。来期(8月~)は今のところ、人が雇える余裕がないとのこと。他にいい人が見つかったのかもしれないですし、真相は定かではありませんが、不況ですし、しょうがないといえばしょうがないです。電話で話している感じでは、相手はどうにも申し訳なさそうな、言いづらそうな感じでした。そりゃ言いづらいです、私を3ヶ月間も期待させたのですから。リーダーはこういう痛い仕事も手がけないといけないので、辛いところだなあと。

「これからどうするのか?」と聞かれ、「もう1年半も帰ってないから、来月には日本に帰ります。」と答えたところ、さらに「日本からデンマークの会社に応募するのか?」と聞かれ、「そうだねえ…。」と、先のことは分かりませんが、とりあえず答えました。そうしたら、「今、いくつか自治体(Kommune)がエンジニアの募集をかけ始めたから、IDAに連絡して、詳細をきいてごらんなさい。」と言うではないですか。なんと、デンマークの各自治体のエンジニア(日本で言うところの技術職の地方公務員のような仕事)は、軍や警察のような公務員の扱いではないので、非デンマーク人も応募できるとのこと。盲点でした。

なお、IDAとは、デンマークエンジニア協会という組織のことで、エンジニア職の人の失業保険を取り扱ったり、新卒者の就職支援をしてくれたりします。会社や自治体も、IDAの週刊紙にエンジニア職の求人を載せることが多いそうです。ということで早速登録。数時間後、IDAから電話がかかってきて、登録内容の確認をされました。卒業後3ヶ月間は、会費無料とのこと。つまり先月も無料だったのです。うーん、もっと早く知っていればなあ…。でも、こういういい情報を完全に日本に帰国する前に教えてもらえて幸運でした。ノールカップ旅行まであと4日あるので、IDAのホームページをみて、それまでに送れそうな所にはどんどんアプリケーションを送っておこうと思います。スッキリ片付けて旅行したいです。

前にも少し書きましたが、「仕事は縁」であり、ちょっと能力不足でも見つかることもあるし、どんなにがんばっても、能力があっても、望んだ仕事に就けないこともあります。なので、自分の納得するまで就活して、もう来月までになんともならなければ、この国のエンジニア職と私は、そういう縁だったということだろう、という気持ちが私にはあります。しかしながら、それで帰国したら、私はデンマークの教育を「食い逃げ(=タダで学校に通わせてもらって、その社会に何も還元しない)」したことになるのかなあと…なんだか複雑な気持ちです。


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就職活動、その後

ここ数日間ずっと、いい天気なのをよそに、会社に送るアプリケーションを書いていました。10日から旅行に行くので、それまでに片付けてしまいたかったのです。環境コンサルタント系の4社に応募しました。これで合計5社に応募したことになります。意地でもデンマークに住み続けたければ、職種を絞りすぎないで100社くらい送ったほうがいいのでしょうが、もう疲れたのでここでいったんストップします。学んだことを生かす仕事に就けないなら、デンマークに住む意味はあまりないので、私は日本で元の職に戻るほうをとります。元の職もすごくおもしろいのです。

ところで、前の日記に書いたように、会社にはCVとアプリケーション(デンマーク語でJobansoegning)を送ります。CVは職務経歴書と履歴書をあわせたようなもので、職歴、学歴、ITスキルと語学スキル、そのほかの資格・特技を最低限書きます。これにプラス、「余暇はどうすごしているか」という、すごくプライベートなことも書いてよいです。むしろ書いたほうがよいです。余暇のことが書かれていない=休みは何もしていない=一緒に働いてもつまらない人、と会社に思われる、というのは多くのデンマーク人の談。さらに、「週末にサイクリングをしている」、「週に2回、10km走っている」、「冬は必ずスキーに行く」、「サッカークラブに参加している」、「料理が趣味で、魚料理に興味がある」、などといった、それを書いて何の意味が?と思うようなこともどんどん書くべきなんだそう。これらは健康で、体がよく動くことをアピールするポイントなのだそうです。つまり、私は職場でも怠惰ではなく、フットワークが軽いということを示すのだと。周りのデンマーク人から聞いただけの情報なので、私もはじめは半信半疑で、こういうことを自分のCVに書きました。その後、数多くの卒業生のCVをみてきた教授に、私のCVもチェックしてもらいました。なんと、書いたほうがいいことがしっかり盛り込まれている、と褒められました。デンマークが求める仕事人像は、日本が求めるそれとはずいぶん違うようです。

CVは、いったん完成すれば、どの会社にも使い回しができます。やっかいなのはアプリケーションのほうです。これはどうしても、応募する会社ごとに用意することになります。おおよそ、「私は何者か。」、「なぜこの会社の、めあての部署を希望するか。」、「自分の能力を、その部署でどう生かせるか。」、を書けばいいです。最初の2つは、日本で就職活動する感覚でスムーズに書けます。問題が3番目。その部署がよりよくなるために求められるであろう能力を指摘し、自分ならではの能力とは何かを考えて考えてひねりだし、その二つをあわせて、自惚れ度全開、生意気もいいところな文章を書くのです。「天才的な、類稀なる私の力は、こういう形であなたの部署によい影響をもたらすでしょう」と。謙遜という考えはこの国にはありません。日本人の私としては、こういうものの書き方は、嘘を書いているような気がしてストレスがたまります…。 

私は、私と同じく環境エンジニアを目指すデンマーク人の学生と、同じ教育を受けています。なので、仕事に対する知識的なスキルは大差ないはずです。でも、私がデンマーク人の学生と同じ土俵に立ったら、言葉の面で大きなハンデがあります。なので、言葉のことを差し引いても、会社が私を欲しがるような、私ならではの能力とは何か?を考えるのに苦労しました。


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デンマークでの就職活動

現在私は、デンマークで就職活動をしています。この就職活動が、日本の新卒の就職活動とかなり違います。

中途と新卒の違い
たいてい、会社側は新卒採用枠と中途採用枠を明確に分けていません。つまり職歴の有無にかかわらず、○○学部を卒業したらもう○○のスペシャリストとみなされ、職歴ありの人と対等に活動します。

活動時期
日本は大学3年(修士1年)のころから就職活動が始まって、卒業までに決まって、卒業後すぐ就職…と漠然としたレールがありますが、デンマークにはそれがありません。すぐ就職するかしないかは自分で決めます。在学中は研究に集中したい、卒業後はしばらくのんびりしたいのであれば、卒業してしばらくしてから本格的に就職活動を始めればよいですし、卒業後すぐ働いてお金を稼ぎたいと思うなら、忙しくても在学中から就職活動を始めればよいというわけです。会社側に明確な採用時期がないので、いつから活動を始めても大丈夫です。

情報収集
新卒用の就職ナビサイトもありません(大学が独自に作っている、小規模の就職ナビや、一般向けの就職情報サイトはあります)。では、どこで会社情報、採用情報をもらうかというと、自分でインターネットで探したり、知人に聞いたり(知人のコネは、この小さな国では結構使える)、市の職安に行ったり、就職メッセに行ってもらってきます。

就職メッセ
一般向けのメッセ、学生向けのメッセ、いろいろあります。雰囲気は日本の就職フェスタに似ています。各社のブースがあり、その会社のパンフレットをもらったり、具体的なことを質問できます。しかし、業務に関する質問は、専門的過ぎてブース担当者では答えきれない場合が多いので、ほとんどの会社は、部署のチーフの名前と連絡先一覧をくれます。専門の人に直接、電話やメールで聞いてください、というわけです。もらい損ねても、会社のHPを見れば、チーフレベルの人の連絡先は載っています。

仕事への応募
興味のある求人をみつけたら、CV(履歴書のようなもの)と、アプリケーションを会社に送ります。アプリケーションには、なんで自分が応募したか、自分がいかにその仕事にふさわしいか等を簡潔に書きます。応募用件に「5年以上の職務経験のある方」と書いてあっても、興味があるなら新卒でも送ってかまいません。用件に沿っていない人を相手にするかしないかは、会社が決めることだからです。
興味のある会社や部署が求人を出していない場合でも、勝手に"Uopfordret ansøgning = Uninvited application"を送ってかまいません。もちろんこの場合は、会社側は人を募集していないので、何の連絡も来ない場合もあります。


私は先日、大学の教授から、環境コンサルタントのN社が気候変動関連の新しい部署を作ったという話を聞き、さっそく部署のチーフに電話してみました。「そちらの部署に興味があるので、Uninvited applicationを送っていいですか?」と。電話せず、いきなりアプリケーションを送っても問題ないのですが、チーフ級の人となると1日50~100通くらいメールを受け取る場合もあるので、メールで送ったアプリケーションが埋もれてしまう場合もあるからです。電話をしておくことで、少しでも相手の記憶に残るかもしれないことを狙っているのと、会社がアプリケーションを受け取ってくれるかどうかが電話で分かるので、こちらもちゃんと書く気が沸くというわけです。突撃となりの晩ご飯のようなアポなしぶりですが、学生がこういうことをするのはデンマークではよくあること、チーフさんも丁寧に応対してくれました。デンマークは人口が少ないから、学生の人口も少ない、だからむやみに就職をマニュアル化するより、個別にこうして対応したほうがたぶん都合がいいのだろうな、と思いました。

…でも、本当に日本に比べて、デンマークの学生の数は相対的に少ないのでしょうか?気になったので、日本の統計局(データ)と、デンマークの統計局(データ)で、全人口に対する、2008年の4年制大学(学士)の入学者の割合を計算してみました。結果、日本が0.40%、デンマークが0.34%でした。割合が似たようなものでも、絶対人数が多ければ、就職活動をマニュアル化(募集のあるところにだけ応募、就業は4月、ナビを通じて応募)しないと社会全体が混乱するのでしょうか、それとも日本の会社が、新卒学生を都合のいいように操りすぎなのでしょうか…?



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卒業パーティ

大学を卒業し、お世話になった皆さんにおもてなしをしたかったので、家で卒業パーティをしました。大学関係の方々は、春先から夏にかけてが週末返上で忙しく、私の家が大学から離れていることもあったので、4月に大学でお茶とケーキを振舞いました。今日は、大学関係以外の親しい人を読んでのパーティです。元ホストファミリー、語学学校時代の友人などが集まってくれました。

ベリーのチーズケーキ。ネットで拾った日本のレシピで作ったベイクドチーズケーキですが、デンマークでは珍しいケーキらしく、簡単に作れるわりに喜ばれます。ピッチャーの向こう側のは膨らみすぎたバナナケーキです…。
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巻き寿司。14人のお客さんに対して米6合分、8本巻きました。カニカマ・卵・ツナ・キュウリ巻、牛肉カルパッチョ・アボカド・レタス巻、スモークサーモン・アボカド・レタス巻です。カルパッチョ巻きがヒットでした。完食してもらえてよかったです。
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これらにプラス、なんちゃってトムヤムクンを作りました。トムヤムクンは、アジアンショップに売っているトムヤムペーストを使えば、味噌汁の感覚で簡単に作れます。パクチーの代わりにディルを使用。パンチが効いた味がよかったのか、意外とウケがよかったです。次にパーティをするときも献立に入れようと思います。

おもてなしをしたい人におもてなしができて、お祝いをしてもらえて、天気もよくて、みんなが帰ってからうれしくて泣いてしまいました。ほんとうにうれしかった。自分は幸せな奴だと思いました。

さて、明日は久々に大学に行き、教授に会ってきます。これまできちんと聞く機会を持たずにいたPh.Dについて、いろいろ聞きに行ってきます。
プロフィール

syltetoejsglas

Author:syltetoejsglas
はじめまして。syltetoejsglas (デンマーク語で「ジャムの瓶」の意)です。大学でジャム瓶を使って実験をしていたので、こういう名前です。
現在、デンマークでの大学院生生活を終え、プータロー生活を1年近く大満喫の後、日本帰国。4月から専門職で社会人復帰しています。
このブログは、デンマークなのにデンマーク人にすらデンマークと思われていない(?)デンマーク最北部での野趣あふれる生活を懐かしみつつ、私のいまだ不慣れな日本での日常生活を淡々と綴るものです。

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