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日本人は結婚ビザのテストが免除される(予定)

公私とも忙しすぎてブログが書けません・・・。
とりあえずこれだけ書いておきます。

デンマーク人と結婚し、デンマークに住む際に必要な、結婚ビザ取得の条件となっている、いわゆる「移民テスト」の受験について、日本人(とアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド人)は免除になる方向で話が進んでいるようです。

参照(デンマーク語)
http://www.dr.dk/nyheder/politik/2011/05/16/055446.htm

単なる、大臣の口先だけの思いつきの話かと思いきや、Ny i Danmarkの新着情報にもちゃんと載ってました。
http://www.nyidanmark.dk/da-dk/Nyheder/Pressemeddelelser/Integrationsministeriet/2011/Maj/integrationsministeren_introducerer_en_fast_fair_og_fornuftig_udlaendingepolitik.htm


テストは免除になる方向、というだけで、ギャランティを払ったり、ビザ取得の手数料には言及されていないので、それらはどうやらそのままみたいですが。とにかく、デンマーク人パートナーと結婚したい皆さん、少しいい方向に風向きが変わってきているみたいです。がんばってください。

ところで、最初のリンク記事中に、この特別措置はドイツやオランダのビザ制度を参考にしているとあります。ということは、この両国では、日本人は他の国の人より結婚ビザがとりやすくなっているということです。日本の信頼度は、世界中の多くの国から比べたら、まだまだずいぶん高いみたいです。アジア人の国にもかかわらず、です。ただ、今回の震災後の復興、原発事故後の後始末と、エネルギー問題への社会の対応いかんで、日本は信頼度を上げることにも、下げることにもなるでしょう。自分の次の世代がより自由に、より差別や誤解を受けることなく日本の外の世界を見に行けるように、私は仕事を通じて、信頼度のもっと高い日本づくりをお手伝いしていくつもりです。たいしたことはできませんけどね。
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デンマークDR1ニュースより 配偶者ビザの必要経費がまた上がります。

TwitterのDR1 Updateで流れてきた速報です。今年?の7月1日から、デンマークの配偶者ビザ取得時の経費がまた上がります。デンマーク政府も、お金がないのですね。
http://www.dr.dk/Nyheder/Indland/2011/05/04/044123.htm

払わないといけないギャランティの額が約63000DKK(約100万円) → 約126000DKK(約200万円)に変更
ビザ申請にかかる手数料5975DKK(約96000円) → 7775DKK(125000円)に変更

Ny i Danmarkの方には、まだこのあたりの情報はアップデートされていないようです。
http://www.nyidanmark.dk/da-dk/Ophold/familiesammenfoering/

デンマークに1回来て、検定料を払ってデンマーク語試験にパスしないと、配偶者ビザがもらえない点は変更なしです。なお、これを全部潜り抜けて配偶者ビザをとっても、配偶者ビザは有効期限つきです。それだけでは永住できません。

これからデンマーク人パートナーとの結婚を考える方、上記の配偶者ビザへの道のりは、かなり理不尽というか、割に合わないと私は思います。愛情と努力だけで乗り越えられる類の問題ではないと私はおもいます。特に女性はよーく考えてくださいね(+いざパートナーを頼って今すぐ移住するなら、他のEU国で配偶者ビザを取るなど、抜け道の可能性を考えるほうを私はおススメします)。

日本でがんばってきた仕事を辞め、何百万とギャランティを払って、必死でデンマーク語試験をパスしてデンマークのパートナーのところへいざ行ってみたら、毎年ビザの心配があるのに、パートナーは「それは君の個人の問題だからがんばりなさい。」「君は望んでデンマークにきたんでしょう?がんばりなさい。」と他人事だったり。たかだか530万人程度にしか通用しない、他の言語に比べて汎用性の低いデンマーク語を必死で習い、習ってもへたくそだの発音が悪いだのとデンマーク人に揶揄されたり。やっと見つけた仕事で得る給料の半分を税金で持っていかれるのに、自分はたいした恩恵が受けられなかったり。一番問題なのは、永住権をとる過程で、いざパートナーが不慮の事故でなくなったり、離婚をすることになってそれが成立すれば、即デンマークを出国を要求され、日本に帰ってみたら年のとりすぎ、ブランクありすぎで仕事がありません・・・という事態。

むしろ、デンマークはこれだけ条件をコロッと変えられる身軽さのある国なので、逆にコロッと条件が緩和される可能性もないとはいえないわけで。そこに賭けるなら、今デンマークに結婚で移住するのはバッドタイミングでしょう。女性でもデンマーク人パートナーを日本で養ってやるぜくらいの気持ちで、無理やりパートナーを日本に連れてきて結婚し、パートナーの日本永住権だけとりあえずとらせて、デンマーク移住は様子を見るほうがまだいいかもしれません。人づてに聞いた話ですが、結婚しているなら、日本の永住権取得の方がよっぽど簡単だそうです。日本語が話せなくてもいいそう。

テーマ : 国際結婚
ジャンル : 結婚・家庭生活

ゆきだるま

昨晩また雪が降りました。
今回の雪はずいぶん湿った雪だったので、雪だるまが作れました。こんな大きな雪だるまを作るのは何年ぶりでしょうか。
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今日はまた、気温がプラス2度まであがったのと、週末でおおよそどの家も、雪かきをしっかりやったのとで、歩道は歩きやすくなりましたが、車道は相変わらず、前から蓄積している氷が張ったままです。写真のような、素晴らしく滑って転び放題のつるんつるんアイスバーンになっているところもちらほら。これは、もう氷が厚すぎて、はがせません。もっと気温があがって融けるのを待つしかないでしょう。
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さよならデンマークその2 学校のこと

主に、インターンシップ活動を通じて覗いた、デンマークの小中学校教育のことをまとめて書きます。もちろん、学術的に調査したわけではなく、私の感じたことを書くだけですので、意見が全く異なる人もいるかと思います。

デンマークの小中学校は、日本の小中学校に比べて授業時間数が少なく、宿題が少なく、休みが多いです。学校運営の部活動やクラブ活動もありません。なので、小中学校の先生は、授業という仕事により専念でき、先生の前にいち労働者として、労働基準にのっとって仕事をしているという印象を持ちました。先生たちは、終業時刻の14時になればしっかり家に帰りますし(もちろん家で残業をしていますが)、自分が病気の時や、自分の家族に何かあったときはきっちり休みます。授業時間が少ないのは、市の財源が乏しくて、雇える先生の数に限りがあるからです。授業時間数を減らさないよう、少ない先生でたくさんの授業時間を持つという発想はないみたいですね。

逆に、先生の負担がそれだけ少ないということは、親側の負担は日本の親より大きいのではと思います。塾がないので、子どもが勉強でついていけなければ親が教え、スポーツをやらせたければ、地域のスポーツクラブに自費で子どもを入れる必要があります。長期休みの間も学校でプールがあるわけでもラジオ体操があるわけでもなく、子どもがずっと家にいるわけです。まだ手のかかる、小学校低・中学年の子どもがいる親は、妻と夫が協力して、まんべんなく有給をとらなければ、子どもの世話ができない状態ではないでしょうか。ちなみに休みは、夏休み約40日、秋休み約10日、クリスマス休み約10日、冬休み約10日、イースター休み約1週間です。

授業の絶対時間が少ないので、教える内容の絶対量も少ないです。知識量だけで比べれば、日本の子どもの方が確実に知識は多いはずです。それに、日本の子どもの方がいろいろなことを広く浅く学校で学んでいます。例えば、縦笛を全員がそれなりに演奏できたり、水溶性ビタミンの流出をできるだけ防ぐようにサラダの調理をするというようなことは、デンマークではまずありえないことです。

ただ、ひとつ、デンマークの学校教育で光っているなと思うのは、自分の持つ知識や経験を、(その絶対量が少ないとしても)いかにして現実の生活に活かしていくかを考えることに重点を置いていることです。縦笛を吹く技量があったとして、ではその力を活かして、例えばどうやって人を喜ばすか、どうやってお金を稼ぐか…という、もっと総合的な思考です。

私が見た、小学校5年生での英語の授業に、自分の友達・家族・ペットについて英語でパワーポイントを作って英語で皆の前でプレゼンをするというものがありました。"This is my cat. The cat is a girl. Her name is XX..."というような、簡単な文章です。実際に作ってみると、いろいろなことを考えさせられます。例えば、文章を作るうえで、知らない単語は自分で調べないといけません。自分が今使いたい単語だけに、ただ教科書を読んで習う単語より頭に残りやすいです。どう表現したらいいか分からないことも先生に聞いたりネットで調べて、口頭で説明するには文章が複雑すぎる部分には絵や写真を入れよう…という具合に、ただ英語を、知識のひとつとして詰め込むのではなく、効果的なプレゼンの仕方等も考えながら実際に活かすことを要求されました。これは、実際に大学で学んだり、企業で働く際には必要な力です。

理科の授業でも、中学3年生の卒業試験は、机の上においてあるありとあらゆる実験器具を用いて、「××のことを調べるために、実験装置を自分で考え、実験し、データを取って、結論を出しなさい。」という、研究の基礎的な流れを自分でつくりあげるようなものがあると聞き、「日本の中学生にやらせてみたい!!」とワクワクしました。

もちろん、これらの授業に、全員がついていけるわけではありません。そつなくこなす子もいれば、全然こなせない子、全く興味がなくて教室を出て行く子もいます。ある教科では力を発揮しても、他の教科では全くダメという子もいます。では、まんべんなく、そつなくこなせない子は将来がない子なんでしょうか。

私の元ホストファミリーは先生で、ちょうど昨年、財源不足で市の学校の統廃合が決まった頃に話をする機会があったので、思い切って聞いてみました。「私は、デンマークの学校は、統廃合の前からすでに授業時間が少なすぎると思っていた。大学生と話していても、例えば日本人は中国語を話すと本気で思っている人がいたりで、知識の絶対量が少な過ぎるだろうと感じていた。でも、現実の生活につながるような、ものの教え方はすごくいいと思う。でも知識が少なければ、いくら考えることに長けていても行き詰まってしまわないの?それに、考えることすら興味がもてない子もいるでしょう?知識もなければ考えることもしないで、そういう子は放っておいてこの先ちゃんと生きていけるの?」

「大丈夫。」というので、詳しく聞いてみると、その発想の違いに驚きました。

「まず、知識が乏しくて、なにかいい考えがあるなら、自分でその分野の知識をつけようと努力する。もしくは、すでに知識がある人を探す。自分に知識がなかったとしても、人とタッグを組んで、結果を出せたなら、それは「有能な人を探せる」という、その子の力。勉強は全くダメで、興味を持たなかったとしても、例えばバイクをいじるのが好きなら、それで稼いで生きていく方法を考えることはできるはず。」

…結局、知識があって、いろいろなことが広く浅く、そつなくできても、それを活かす方法を考えられないより、何かひとつでも(それが学校の勉強でなくても)興味があって、それを活かす方法を考えられるほうが、デンマークでは重要なのかもしれません。たしかに社会に出てしまえば、使う能力は限られて、縦笛なんかそれこそふけてもふけなくても関係なくなるわけで、自分がバカの一つ覚えのごとく磨き上げた能力だけを使うほうが、効率はいいですよね。日本の社会は、どの場面でも求められるハードルが高いので、なんでもそつなくこなせる力が重要になりますが。

そう考えると、デンマークではプロフェッショナルな仕事についていながら、書類をなくしたり、ものを破損したり、期日までに間に合わなかったりする人が大勢いるのもなんか納得いきます。たぶんそういう人は、何か他のことには長けているけど、広く浅くそつなくはできない人なんでしょう。そして、そつなくできない人が多い分、失敗はおたがい様で社会が回っているような気がします。書類をなくされた時は、失くしたことに怒るより、失くさない方法を何かひとつ教えてあげる方がいいのかもしれません。

そつなくこなせて知識が豊富、でも自分で考えることはどこか苦手な日本人と、知識はイマイチだけどアイデアマンが多いデンマーク人がコラボすれば、何か面白いことが起こるのにと思いつつ、どちらも閉鎖的な傾向があるので、それはまだまだ夢ですね。

学生ビザ取得にまでお金がかかるようになってしまったのね…。

デンマークの配偶者ビザ取得に手数料がかかるようになったことは聞いていましたが、まさか学生・phD・研究者ビザの取得まで手数料がかかるようになったとは…。配偶者ビザより安いですけど。

料金表はこちら(英語)です。
http://www.nyidanmark.dk/NR/rdonlyres/D4F95C4B-01BC-4E7E-AF05-89040BC3EE48/0/gebyr_folder_engelsk.pdf

これは、自国の大学から短期留学する人からお金を取る目的でしょうか。そういう人は確かにデンマークのブレインにはならないで自国に戻っちゃうので、ビザ手数料を取るのは妥当かもしれません。正規留学で修士課程に来る学生は、ビザの手数料も大学が出す方向で動くと思いますが。途上国出身の学生は自腹が切れない可能性大ですし。

正規に大学に雇用されるphDは、ビザの手数料くらいは雇用先の大学が何とかしてくれるとして、研究目的で個人で奨学金を取って大学に来るphDや研究員の人はこれから余計大変になりますね。これらの人も、多くはデンマークのブレインにはならないで自国に戻っちゃうので、手数料を取るのが妥当なんでしょうか。それに、正規雇用でもおかしなことが大学の中から出てこなければいいのですが。「外国人はビザ関係で金がかかるから、雇用しない方向で」とか。

デンマークにこれから留学する方、くれぐれも、法律を真に受けて自腹を切らず、方々に「お金がないのよー。」とわめいて努力してみてください。私の経験だけですが、デンマークで高いお金を要求してくるものは、それを払わなくてもいいようになる裏ルールがどこかに存在します。例えば、修士の正規留学の場合、非EUからの学生は、本来授業料を払わないといけないです。それが確か年間200万円以上。これは、払えといっているのではなく、払うのをバカバカしいと思わせて、他の方法を考えさせる目的で制定していると私は思います。実際、私が大学に入学した時のオリエンテーションでも、自腹で払った人はいませんでした。皆、自分の会社、自国の政府、自国の大学、デンマーク政府等々から授業料を出してもらっていました。自腹以外の方法がとれないなら、デンマークの大学に入っても、日常生活で困ることは山とあるのであきらめたほうがいいかもしれません。

配偶者ビザも同じようなことが言えると思っています。手数料やギャランティも、テストも、法律を真に受けるのがバカバカしいと思わせるためにあるのだと思います。EUルールという法の抜け道を使えるということはもう周知の事実なので、本気の本気でデンマーク人と結婚したいならその方法を使え、ということなんでしょう。あとは…今思いついただけですけど、意外と、一緒に住むことを考えずに、しっかりと日本とデンマークで別居して、デンマーク人側が政府か会社に適当なことを言って、日本往復の交通費と、エクストラの有給を無理やり出させるようにするとかのほうが、うまくいくんじゃないかという気がしました。デンマークはデンマーク人には優しいので…。

おもしろいクリスマスプレゼント

今年のクリスマスプレゼント、私はスカーゲンウォッチとGeorgJensen名刺入れ、名づけて「脱プータローセット」を頂いたのですが、そのほかに、ひとつおもしろいプレゼントをいただきました。

これです。
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これは、AALBORG CHRISTMAS BEERWALK SETといいます。AALBORG観光局が売り出しているセットで、150mLグラス、クーポン6つ、AALBORG市内のパブ6箇所の説明(英語・デンマーク語表記)と地図、投票用紙のセットです。ちなみにパブとは、れっきとした英国風居酒屋のことです。念のため。

各パブで、1箇所につき1枚のクーポンを使用して、そのパブにある好きなビールを1杯、専用グラスで試飲できます。試飲しながら6箇所のパブをめぐり、投票用紙にチェック、最後に回ったパブの屋内にある投票箱に入れて終わりです。投票用紙には、店の対応、店の雰囲気、ビールの味などをそれぞれ5段階評価します。

実際に体験してみて、これはいいアイデアだと思いました。わたしは大学院生の時、AALBORGへ毎日通っていたので、どのパブも存在は知っていましたが、実際に中に入ったことはありませんでした。カフェと違って、パブは一見さんがあまり気軽に入れる雰囲気ではないというか。なので、このクーポンのおかげで、パブに入る最初の名目ができ、抵抗なく店に入っていくことができました。

6箇所のパブの中で、個人的にいちばん居心地がよかったのはJohn Bull Pub、お酒の種類が豊富でもう一度行きたいのはThe Wharfです。

2010年を振り返る

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2010年は、デンマークで新春早々に町閉鎖級のドカ雪、日本で酷暑、またデンマークで酷寒を体験、と、メリハリの利いた1年でした。また、前半は念願の修士号取得、その後、ノール岬への旅行と、あのときのタイミングでしかできなかったことをやれたと思っています。

肝心の職は得られずじまいでしたが、おかげで自分の意外な行動力も認識できた1年でした。内内定切りというか、雇いたいのにお金がなくて雇えないといわれてしまったデンマークの某社とは、今でも連絡をとって、「ポジションに空きができたら、私にいつでも連絡ちょうだい!」と大それたことも言っていますし、一方で博士課程を進路に考えるきっかけもでき、他大学の教授のところへ飛び込んだりするのが普通になり、いい意味で、日本人的遠慮をふっきることができました。

2010年後半、いろいろこうして冒険できたのは、収入のない私に、屋根のある家をわけてくれた同居人L、つらい時に親身になって話を聞いてくれたLの家族、元ホストファミリー、そっとFacebookでリアクションしてくれるデンマークの友人達、夏に「がんばれるだけがんばってから諦めてもいいじゃん?」と、もう一度デンマークに戻ることに賛成してくれた母や友人たちのおかげです。

さて、長かったデンマーク生活にもピリオドを打つ時がやっときました。私は今月末、日本に帰国します。日本で、某環境エンジニアリング関係の仕事の面接があるためです。11月頃から、ネットの就職サイトを使って、日本向けの就職活動もしていました。私は歳をとりすぎ、かつ、卒業時期も3月ではなかったので、デンマークで大学院の新卒でも、日本ではエンジニア職は中途で探さないといけないです。そのため、まずこの職にはありつけないと考え、デンマークでずっと就職活動をしていました。なので面接の話が来た時は意外でした。面接に通らなければ無職のままですし、ビザの関係で、もうデンマークにすぐに戻ることもできないので、帰国は賭けです。が、書類専攻を通って面接の案内が来た時、直感で、これは帰るべきサインだなと思いました。デンマークにこれ以上いても、夏には次の卒業生が現れて、学歴に関係ある職を得るのがどんどん難しくなります。だったら、職歴をつけられるチャンスに賭けてみようと思いました。

今後の目標ですが、エンジニアとしての職歴をつけること、そしてそれを利用してまた海外へ出ることです。デンマークにはこだわりません。日本に骨をうずめたいと思った時期もありましたが、他人に自分の意思をくみ取ってもらう環境より、自分で自分の意思を言う環境の方が自分に合っている気がします。それに、もう他人の意思をくみ取る力は、自分は年相応にはもっていないと思います。そういうものが仕事を通じて深く形成される時期に、日本をずっと離れてしまっていたからです。後悔はしていません。

いろいろな意味で日本と超!対極にあるデンマークで、おまけにインターナショナルのかけらもない大田舎で過ごすことができたのはラッキーでした。こんな変わったところで4年以上も過ごせたのなら、もう世界のどんな変わった国でもやっていけると、今ではヘンな自信がついています。

24-26日

デンマークのクリスマスは、家族で集まって過ごして、日本の正月のようです。逆に、大晦日~正月にかけては、友人や恋人と一緒にパーティをして過ごす人が多いので、日本のクリスマスのようです。

24日の夕方、私は近所の教会に行きました。4年も同じ町にいて、一度も中に入ったことがなかった教会です。最後のチャンスかもしれないので行ってきました。デンマーク人はプロテスタント系が多いです。なので、普段の日曜も教会に行く人は少ないですし、クリスマスでも全員が必ず教会に行くわけではありません。今年のクリスマスを一緒に過ごしたご家庭も、元ホストファミリーも、教会には行かず、どこかの大きな教会の中継をテレビでみているだけでした。

教会に行ってみたら、意外と人が集まっていて、席がみんな埋まっていました。パイプオルガンにあわせてクリスマスの聖歌をいくつか歌い、歌の合間合間に、牧師さんのお言葉がありました。宗教に絡んだ話が多いので、全部は分からなかったのですが、ひとつ、印象に残った言葉がありました。おおよそ、こんな言葉です。

「クリスマスは、プレゼントの用意やツリーの飾りつけ、食事…と、楽しみがたくさんあります。用意が大変でストレスになるという人もいるでしょう。でも、それらにこだわる前に、もう少しクリスマスをシンプルに考えませんか。クリスマスは、そもそもキリストの誕生日です。まずはキリストの生誕を祝い、今年も、自分が周りの人と共に生きてこられたことを、静かに喜びませんか?」

キリストの生誕を祝うは宗教の問題なのでともかく、自分が周りの人と共に生きてこられたことを、静かに喜びませんか?という言葉には、ハッとさせられました。本来のクリスマスって、そういうものかもしれませんね。クリスマス煩悩を反省しました。日本でも、年賀状、大掃除、年越し、おせちの用意、お年玉の用意…と、それらをうまくこなすことに凝ってしまいがちで、「今年も1年、みんなのおかげでなんとかなりました。来年もよろしくお願いします。」の気持ちを、ついどこかに置いてきてしまいがちだったなあと振り返りました。

クリスマスイブの夜がふけ、クリスマスがやってくると、特に何もすることがありません。25日は休日なので店も閉まっています。26日もクリスマスの翌日ということで祝日、やはり店は閉まっています。何も計画を立てていないと、本当に寝正月ならぬ寝クリスマスになってしまいます。案の定ほとんど寝てすごしましたが、今日は、友人と映画を見てきました。デンマークの不条理コメディ、KLOVNシリーズの映画です。4年前、はじめてDVDを見た時は、デンマーク人からなぜ皆が笑っているのか説明されてもなお、あまりにも常識外れすぎ・ブラックすぎで笑えなかったKLOVNシリーズ、今ではどうしたものか、デンマーク人と同じツボで笑えるようになってしまいました。そんなの現実にはありえないよと、今は分かっているから笑えてしまうのかもしれません。(ちなみに、KLOVNはデンマーク人でも、好き嫌いの分かれるコメディだそうです。)笑って笑ってスッキリしました。

デンマークの子どもたちはサンタを信じているか?

デンマークのクリスマス、私はひとつ疑問に思っていたことがありました。それは、デンマークの幼い子どもたちは、サンタを信じているか?ということです。

日本の、幼い子どもへのクリスマスプレゼントといえば、枕元にくつしたを用意しておいて、イブの夜にサンタが来て、靴下にプレゼントを入れていく、翌朝目が覚めると…という展開ですが、これはイングランドの習慣が日本に入ってきたものだそうです。デンマークにはこういう習慣がありません。

デンマークでは、大人から子どもへだけでなく、大人同士、子どもから大人へも、互いに贈りあいます(子どもは、お金を大人ほどは持っていないので、親と連名でプレゼントを他の大人にあげたりします)。贈り合いなので、プレゼントも一人ひとつではありません。そしてその大量のプレゼントを、ツリーの下に並べて、家族みんなでクリスマスの歌を歌いながらツリーの周りを回ります(これは、妙に儀式めいているなあと感じます。)。回った後、子どもも大人も、自分のプレゼントをツリーの下から探して、みんな開けてしまいます。誰から誰宛のプレゼントか分かるように、プレゼントにはタグがつけてあります。なので、幼い子も「○○ちゃんへ、××より。」というタグがついたプレゼントをもらうのです。プレゼントを家族から直接もらうなら、デンマークの幼い子どもにとって、サンタは何者なのだろう?と思ったのが、冒頭の疑問のはじまりです。 
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昨日のクリスマスイブを一緒に過ごしたご家族に聞いてみたのですが、「すごく小さい子どもは、サンタがプレゼントを持ってくると信じているのではないか?」という話でした。そのうちの一人は、「私は信じていた!」と自信満々で言っていました。もう一人は「前に新聞で、サンタの存在をいつまで信じているか?の調査結果を見たことがある。」と言っていました。だいたい6~7歳が、サンタを信じなくなる境目だとか。

幼い子どものいるうちでは、タグに「○○ちゃんへ、サンタより。」と書いたサプライズプレゼントを用意することもあるそうです。また、話をしたうちのひとりが、面白い話をしてくれました。その人の友人は、15年ほど前、学生アルバイトで、「サンタ」になったことがあるそうです。幼い子どもがいる、ある家の親と事前に話をつけて、指定された時間にサンタの格好をしてそのお宅を訪問、あらかじめ預かっていたプレゼントをそこの家の子に渡す、という仕事です。今もこういうアルバイトはあるのでしょうか?

なので、デンマークの子どもにとって、サンタはやっぱりプレゼントを持ってきてくれる存在のようです。

しかしながら、もし24日に、外で物音がしたら、大人の私はきっと、泥棒だと思って警戒してしまうでしょう。子どもの心が残っていたら、素直にサンタが来た!と思えるのでしょうか…?

クリスマスプレゼント+α

クリスマスプレゼントとは別に、日ごろお世話になっている女性に、ビーズアクセサリーを作ってみました。趣味でたまーに、こうして黙々とビーズを作ります。

白オンリーで、ピンをつなげて作ったネックレス。デザインは、ビーズキットのレシピを参考に、手持ちのビーズとパーツでできるものにアレンジして作っています。
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上の写真の、デザインはほぼ同じで、紫を基調に作ったもの。しかしながら持っているビーズに限りがあるので、どうしてもしっくりこない部分があるのですが。
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でも、真ん中の部分はけっこううまくできました。なにげにデンマークのスーパーFaktaで売っていたプラスチックビーズだったりするのですが。
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さて、これらをラッピングして、クリスマスの準備完了です。
プロフィール

syltetoejsglas

Author:syltetoejsglas
はじめまして。syltetoejsglas (デンマーク語で「ジャムの瓶」の意)です。大学でジャム瓶を使って実験をしていたので、こういう名前です。
現在、デンマークでの大学院生生活を終え、プータロー生活を1年近く大満喫の後、日本帰国。4月から専門職で社会人復帰しています。
このブログは、デンマークなのにデンマーク人にすらデンマークと思われていない(?)デンマーク最北部での野趣あふれる生活を懐かしみつつ、私のいまだ不慣れな日本での日常生活を淡々と綴るものです。

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