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いろいろあった金曜日

デンマーク全国で雪が降っています。今年の1月もそうでしたが、雪が積もってからは、「雪と戦う」というようなニュースがよく流れています。道が埋もれて車が出せない・バスが来ない、車が滑って事故、屋根が雪の重みで崩れる、物資輸送が滞るなど。ふと思ったのですが、デンマークは、20年、30年前は雪がもっと降っていましたし、今でもれなりに降る国なのに、何で毎回こんなに派手なカオスになるのでしょうか。日本にも北海道や東北地方など、毎年必ず雪が降る地域がありますが、そういう地域で、雪で生活に大きな支障が出ているという話題が全国ニュースになることはめったに無かったと思うのです。日本では他にもニュースのネタが豊富なので、問題になっているのに全国ニュースにならないだけでしょうか。それともデンマークの雪対策が日本よりよほどいいかげんなのでしょうか…?気になります。

さて、先週の金曜日は、オールボーの日本の友人宅へ遊びに行きました。やっぱり、日本人同士で話すと、どんな話でも、「痒いところに手がとどいている感覚」がたまりません。おしゃべりが止まらず、ついつい長居してしまいました…。

その日は日本語しか話さない予定?だったのですが、帰りのバスと列車の中で、デンマーク人と話す機会がありました。

バスの中で隣に座ったおばあちゃん、なんとなく目があって、「寒いですねー。」、「でも雨よりは暗くなくてマシですかねー?」から会話が始まりました。デンマーク人は割と、初対面でもプライバシー詮索的な事(これからどこ行くの?とか家族構成とか。)を聞いてくる人が多いので、私も逆に遠慮なく聞いてしまいます。他に時事ネタも無いですし。ところがこのおばあちゃんは、一言聞くと、三言返ってくるおばあちゃんで、デパートに向かうまでの10分間の間に、お孫さんの構成から彼らのクリスマスのプレゼントの候補と予算までしっかり分かってしまいました。成人するかしないかの若者まっさかりの孫7人にプレゼントを選ぶのはなかなか大変!とのことです。でもなんだかんだうれしそうでした。この「おじいちゃんおばあちゃんが話し始めたら止まらない」シチュエーションに、私はデンマークでも日本でも、他の旅先でもよく遭遇します。

帰りの列車の中で向かいに座った、クリスマスパーティ帰りのおじさんは、最初、私を凝視していました。私の顔にハナクソでもついているのだろうかと思って不安でしたが、「あなたはどこから来たの?」とようやく話しかけてきて、「日本です。」と答えると、「いやーやっぱりそうでしたか。グリーンランド人かと思ったのですが、妙に服装がしっかりしているので…(←うーん?)」と、酔い全開でした。

銀行員をしているというおじさんは、なぜか私にこんな話をし始めました。酔っているので止まりません。でも結構マジメな話でした。「デンマークはあと15年か20年もしたら、老人をかかえきれなくなって破綻してしまうかもしれない。老人が増えていくのに、保障の手厚さは変えない。だから働く人は、働くほどどんどん税金をとられる。若者はそれを知っていて、働くだけバカバカしいとあまり働きたがらない。」

デンマークの破綻は、何かデータを見せてくれたわけでも無いのでなんともいえませんが、おじさんが上機嫌で列車を降りて行った後も、働くって何なのか、ずっと考えていました。まずは、お金を稼いで自分で生きていくために働くのですが、そのためだけだったら面白くないし、逆に、世のため人のために働いてなんぼでも、国の保持のためだけに働くような状態になったら、それもやっぱり面白くないでしょうね。
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ベルギーのクリスマスビール試飲会

11月20日、Det bette oelhusのクリスマスビール試飲会に行ってきました。すみません、2夜連続です。

開始前の静かな室内。 
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今回はワークシートが用意されていました。香り、色、後味、総合評価などを自分で書いていきます。私はラベル集めが趣味なので、次回購入するときにすぐ思い出せるように、ラベルの絵も描きました。 
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本日のおつまみ。 
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本日試飲したビールは計8本でした。すべてベルギーのクリスマスビールです。
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上の写真の、右から順番に
1 Pere Noel 7% 
2 Slaapmutske 7.4%
3 Goliath Christmas 8%
4 St. Martin Cuvee de Noel 8.5%
5 Enghein Noel 9%
6 Kertvuur 9%
7 Bush De Noel 12%
8 Delirium Christmas 10%

個人的に気に入ったのは6番です。かすかにはちみつのような後味があります。
あと、8番はおすすめベルギービールです。結構有名なものらしいので、ベルギービールを扱うお店なら置いてあるところは多いと思います。象のラベルが目印。ちなみにクリスマスビールは、サンタの帽子をかぶった象がスケート、そり、スキーをしている3種類のラベルがあります。

ブログに何度も書いていますが、ビール好きの方は、スケーエン(Skagen)に列車や車で行く際は、このビールカフェにぜひ立ち寄ってみてください。ベルギーと、ここにしかおいてないと店主が自慢する、珍しいビールもたくさんあります。

いやはやそれにしても、実家産ウコンと御岳百草丸で武装していったのですが、三十路に2夜連続はこたえました。次のビール試飲会は来週末です…。きっと人生最後になるであろう、デンマークの冬を楽しみまくっています。

テーマ : お酒全般
ジャンル : グルメ

Skype面接

以前に送った、スウェーデンの某大学の、あるPhDポジション宛てのアプライ書類が、一体どういうわけか書類専攻を通りました。60人応募から9人に絞ったそうです。ということで今日、その9人の一次面接がありました。といっても、SkypeとWebカメラを使って自宅面接です。この面接で、9人から3人に絞って、二次面接だそうです。

Skype面接をするのは、これが初めてだったのですが、どうにも変な感じですね。ただのSkypeなのに緊張で震えまくりました。でも、最終面接でないならこれで十分だなと思いました。交通費も節約できますし。

…で、私はよほど運がよくないと、もう二次面接には行けないでしょう。というのは、ある致命的な条件が欠けていることを面接で知ってしまったからです。その条件というのは、論文や調査書を理解できるレベルのスウェーデン語力です。「スウェーデン語は分かりますか?」と言われて「デンマーク語は分かるので、習ったら習得は早いでしょうね。」とハッタリをかましましたけれど、「分かるわけないでしょう…?」が本音です。そういう大事なことを、応募書類にしっかり明記しておいてくれれば、はじめから応募しなかったのですけれどね…。

いったいなんだったのだろうという面接でしたが、とりあえずSkype面接は面白い経験だったのでよかったです。結果は今夜メールで来ると言ったのに、案の定きません。モヤモヤしながら眠るのは好きではないのですが…。

週末は最高気温がマイナス6度らしいです。鼻毛が凍って鼻の穴にはりつく日も近いです。

ユランが白い

昨晩からユラン地方は雪になりました。
北ユランでも、うちの近所は現在、雪もたいしたことなく、落ち着いています。 気温も0度を前後しています。でも、アメリカの、もっと雪国出身の人が、この、気温が0度を前後するのが、いちばん道が滑りやすくて危ないと言っていました。いっそのことマイナス10度くらいになる方が、道は安全なんだそうです。鼻毛がはりつくけれど。
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 ニュースを見ていると、とりわけHobro(AalborgとAarhusの間)あたりは強い雪のようです。下の図は23日午前9時50分の降水具合とその種別です(DMIホームページより引用)。赤が雪、黄色がみぞれ、青が雨です。色が濃くなるほど、勢いが強いです。

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特に北・中央ユラン地方の方で、車の運転をする方はお気をつけて。 
ああ、雪にはめっぽう弱いデンマーク。今年はうちの町が閉ざされませんように…。

違和感を覚えたニュース 続き

昨日のブログに書いた記事の続きです。

セクハラ被害を受けた女性が、今日はスタジオでのインタビューに答えていました。
もちろん顔も実名も出して。

どうやら彼女は、インストラクターにうまいこと騙され、まるめ込まれる形でセクハラを受けていたようです。そこで、全国のティーンの女の子達に注意を促したいと思ったようです。その意欲は買いますが、こういう、メディアに登場して全部ばらすというやり方で、デンマークの女の子達は、本当にひと事ではないとおもって、注意するようになるものなのかな?とやっぱり疑問に思ってしまったのでした。顔と本名を出すのは本人の勝手ですが、顔を出す事によって、何か注意をさらに促す効果があるとも思えないです。私は、「セクハラ受けました。」「不治の病を患いました。」「実はずっと隠していましたが○○です。」などの自分の不幸を、芸能人でも無いのにメディアでおおっぴらに言ってしまうと、そのときは楽になれても、あとで余計に苦しくなると思うのですが。そう思うのは私だけでしょうか?

ただ、彼女のように、言葉巧みに相手にコントロールされてしまうというのは怖いですね。「当時はセクハラだと思わなかった。」の意味がやっと分かりました。それでも、セクハラされたそのときにNOが言えなかったら、被害者の負けです。彼女を見ていて、小さい頃から、男の子も女の子も、セクハラ行為の最低基準を教えられていないと、自分で自分を守れない目に遭うかもしれないのだなと思いました。親と学校の、大事な仕事です。「こんなことをするのは君の為を思ってなんです。」なんてうまく大人に丸め込まれて、セクハラを受けることを容認してしまうことのないように。逆に、自分で決めた「これを相手にされたら嫌だ」というハラスメント基準を持つと同時に、世の中のハラスメント基準(明確には存在しないけれど)も常に探って、自分の基準がずれすぎないようにしていないと、自分の非常識な基準で、なんの罪も無い相手をセクハラ認定することもあるでしょうね…。難しいですね。

うーん、まとまらなくなりましたので。ここで終わり。おやすみなさい。

違和感を覚えたニュース

つい先ほど、DR1(デンマーク国営放送)の夜のニュースを見ていました。トップニュースは、ある20代前半と思しきデンマーク人女性が、ティーンエージャーのときに習っていたスポーツクラブのインストラクターにセクハラらしき行為を受けていた、という話でした。

デンマークには、小中学校や高校付属の部活動がないため、ティーンエージャーは個人の習い事としてスポーツを習うことが多いです。サッカー、ハンドボール、バドミントン、乗馬、体操など、いろいろです。

そのニュースに違和感を感じたのは、被害を受けたという女性が、実名も顔もかくさずにテレビに出ていたからです。「嫌な行為をされました、なのでテレビで真実を話します。」それはそれで正しいですが、彼女は怖くないのかなと。全国の赤の他人に「私は被害を受けました」と明かして、明日からも堂々と、他人の目は気にしないで過ごせるものなのか?と考えてしまいました。

もうひとつ気になったのは、問題のインストラクターの今後です。私は、悪いことをした人は見逃されてはいけないですが、制裁は法の手続きを踏んでうけるものと考えています。個人は、どんな小さな私刑も勝手に下してはいけないと思うのです。ニュースには、その女性がインストラクターや、他の女性達と写っている写真が出てきました。もちろん、インストラクター含め、彼女以外の人の顔にはモザイクが入っていましたし、実名もあがりませんでした。でも、被害を受けたという本人が顔と実名を出していたら、彼女をよく知る人は、インストラクターが誰かもすぐ分かってしまいます。噂が広まれば、もうこのインストラクターは職もみつからないでしょうし、明日から外も歩けません。これって、訴訟に持ち込む前から、社会的に刑が下されているようなものでは。それとも、悪いことをした人は、みんなで社会から追放するのが当たり前で、私の考えは単なる理想でしょうか?

モヤモヤしたニュースだったので、日曜の夜だというのについパソコンに向かってしまいました。

DSB Oelsmagning (DSBビール試飲会)

昨日、ビール試飲会(Oelsmagning)に行ってきました。その名もDSBビール試飲会です。DSBはデンマーク国鉄(de Danske StatsBaner)ではなく、De Struise Brouwersという、ベルギーのいちビール醸造所のことです。そこで醸造されたビールをいくつか試飲しよう、という会でした。

この醸造所は、毎年いろいろ実験的に新しいビールを造る醸造所で、デンマークのMikkellerという醸造所とも提携してビールを開発しています。なお、こんな大いなる田舎になぜこんなマニアックなビールがあるのかといいますと、主催者が趣味で、ベルギーの醸造所まで直接買い付けに行っているからです。

デンマークのビール試飲会は、全国各地で、Danske Oelentusiasterというビール好きの方の会(全人口530万人なのに、1万人ちかくメンバーがいるらしい)がよく主催しています。この会に加入していると、機関誌が届き、各地の試飲会情報が手に入りやすいです。また、試飲会に割引料金で参加できることも多いです。でも、おおよそどの試飲会も、あえて加入していなくても参加できます。

全国どこでもこうなのかは知りませんが、うちの近隣で催される試飲会は、1回につき10種類のビールを試飲します。アルコール度数の低いビール(3~5%)から、だんだん度数の高いビール(13~15%←それはビールなのか?)を飲んでいきます。試飲量は、専用試飲グラスに100~200mLほど。もちろん好きなビールはたくさん飲んでいいのですが、酔っ払うのが目的ではないので、10種類ぜんぶ試飲できる程度に自分で量を調節して飲みます。また、パンやチーズなどのおつまみがあることが多いです。参加費はおつまみ代含め、150~200kr(約2000~3000円)ほどです。

昨日試飲したビール
1 Struise Wit
2 Kloeke Blond
3 Roste Jeanne Heksenfeesten Nieuwpoort
4 Elliot Brew(Mikkellerとの共同開発)
5 Pannepot 2008 Old Fishermans Ale
6 Black Albert Royal Stout
7 Black Damnation (6と、De molenという別のビールを混ぜたもの)
8 Black Damnation 2 Mocha Bomb (6とコーヒー豆のブレンド)
9 Black Damnation 3 Black Mes (6をさらに数年寝かせたもの)
10 Black Damnation 4 Coffee Club (6を、ラム酒を作った樽で数年寝かせたもの)  

私がいちばん気に入ったのは10番、2番目に気に入ったのは4番です。


始まったばっかりの頃の写真。
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途中のパンとチーズのサービス。パンは手作り、チーズはベルギーのトラピストチーズ4種(チーズも主催者が、ビール買い付け旅のついでに買ってきたもの。その情熱とエネルギーがすごすぎます。)


ドクロのビン(試飲番号7番ー10番)が増えていきます…。
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試飲したビールを整列させました。おつかれさまでした。
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クリスマスプレゼントのリスト

デンマークのクリスマスは、日本の正月のように、家族で集まって過ごすのが主流で、
家族間でプレゼントを贈りあいます。そのプレゼントを買う際に、あらかじめ、ほしいものリスト(Ønskeliste)を送りあって、各人、何がほしいかを確認しあいます。

その専用リストがトイザらスにあるのを発見。もらってきたのですが…。

長い。
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数えたら、書くところが70箇所ありました。ほしいものの名前と、トイザらスのカタログ上の商品番号と掲載ページを書くと思われます。
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ちなみにほしいものを70個書いても、当然70個もらえるわけではありません。リストをもらった人は、そのリストから、何を贈るか決めて、1-2個買います。そうすると、もらう側は同じものを2つもらったり、第一希望のプレゼントをもらえない可能性もあるわけです。そのため、クリスマスの後には、ほとんどの店で、商品の交換(未開封に限り)ができます。店によって、同じ値段のほかの商品と交換だったり、商品券と交換だったり、いろいろです。年末はこの交換の人で店は混雑します。リストをきっちり書いているのに、そんなに皆、同じものを2つもらったり、ほしいものがもらえなかったりしているのでしょうか…?

今さらすぎるのですが今さら書く、ノール岬への旅 第10回 (FINAL)

6月20日 (日)

リンダ・ラインという定期船をつかって、ヘルシンキから対岸のエストニア・首都タリンへ日帰り旅行をしました。リンダラインは、繁忙期と閑散期、月~木と金土日、運航時刻により運賃がかわるので、時間のある方は月~木の早朝にヘルシンキを発って、夜遅くにヘルシンキに戻る便を使うと運賃が安くなります。朝9:30にチェックイン。エストニアも今はEUに加盟しているので、ヘルシンキからの入出国については、パスポートコントロールは一切なしです(でもパスポートは切符の購入とチェックイン時に必要です)。10:00に船がヘルシンキを出港しました。およそ1時間半でタリンに到着。

船着場から見える風景。ヘルシンキよりこぢんまりしているなあという印象でした。リンダラインの船着場は町の中心部から離れており、ここから旧市街を通りなが、町の中心部へ向かって歩きます。
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レトロな路面電車も走っています。パンタグラフが菱形です。
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旧市街の入り口。この建物は通称「ふとっちょマルガレータ」と言うそうです。気持ちは分かります。
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旧市街はこんな感じです。
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何のロケでしょうか。
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旧市街の狭い通りを抜けた先に、旧市街広場があります。写真に写っている建物は旧市庁舎で、1404年に建てられたものです。マーケットも出ていました。
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広場を抜けてさらに進むと、また城壁があり、そこをくぐると新市街に出ます。栄え具合にびっくり。正直、ここまで栄えているとは思っていませんでした。なお、観光地化していない新市街までわざわざ出て行ったのは、エストニアのビールを買うためです。
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新市街のデパート前にあった教会。ロシアっぽいなあと思います。
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再び旧市街に戻り、カフェに入りました。カフェは旧市街にたくさんありましたが、入り口がいちばんかわいかったカフェです。
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チーズケーキとアールグレイのセット、5ユーロ。エストニアは正式にはユーロ導入していませんが、旧市街の中は観光客が多いため、エストニアの通貨(エストニアクローン)とユーロの両方でお会計してくれる店が多いです。(新市街は原則エストニアクローンなので、クレジットカードを使いました。)
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かわいい看板を掲げているお店も多かったです。
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戻りの船は17:00発。日帰りで十分遊んでこられました。これは船についていた、エストニアの国旗です。 
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再びヘルシンキ到着。ここで、タリン観光でいちばん見ておくべき、アレクサンドル・ネフスキー寺院をばっちり見忘れたことに気づきました。いつかまた行けるさ…。 
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夜は、ヘルシンキ大聖堂のオルガンコンサートへ。重厚なオルガンの音に1時間どっぷり漬かりながら、これからどうしようか、ずっと考えていました。旅をする中で、ひとつ強く思ったのは、「普通」にとらわれることは、たいして意味のないことだということ。なぜなら、その「普通」は、ちょっと自分のいる立ち位置を離れたら、「普通」ではなくなってしまうからです。太陽が、東から上って西へ沈むことすら、当たり前ではない場所があるのです。計画通りに、「何歳の頃にこれをやろう」と決めても、その1年後に戦争が始まって、20歳30歳そこそこで死ぬこともあるのです。それなら、自分の身体が「よし!」と言う方向に、できるだけなんでも進めていこうと思いました。そうして失敗したり、誰かと対立したりするかもしれませんが、そのときは責任がちゃんととれるような気がします。自分が本当に好きで、やりたくてやることなら。


そんな、世の中分かったような生意気なことを考えていたら、なぜか見つけてしまった「MIKON通り」。語尾の「KATU」は日本語で「通り」という意味です。未婚です。通ります。スミマセン…。
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翌日、ヘルシンキから飛行機で、コペンハーゲンを経由して家に帰りました。いい旅ができました。

今さらすぎるのですが今さら書く、ノール岬への旅 第9回

6月19日(土)

町の中はひと通り回ったし、街中の美術館・博物館も、ガイドを読むかぎりではとくに自分の触手が動くようなところはなかったので、この日は郊外のセウラサーリ野外博物館へ足を運びました。博物館の情報サイトはこちら(英語)。6月から9月中旬までしか開いていないのでご注意。この博物館は、ヘルシンキ郊外の小さな島に、18~19世頃のフィンランドの重要建築を移築して集めてできた博物館です。島は森でおおわれた公園になっていて、公園を散歩するだけであれば、入場は無料です。なので、近所の方がジョギングや散歩をしているのもみかけます。6ユーロを払うと、建物の中に自由に入って中を見物できます。大きな建物の中には、案内の方もいて、建物についての情報をいろいろ聞くこともできます。建物はざっと30くらいあるので、説明をくまなく見てゆっくり見学すると、4-5時間はかかります。

博物館の入り口(ゲートの奥が博物館のある島)です。入り口付近までいくバスがありますが、晴れている日なら中央駅から1時間ぐらいかけてゆっくり散歩しながら来てもいいかもしれません。
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19世紀まで続いた、とある富農の家の中。
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当時の衣装を着たおねえさんが、いろいろ説明してくれました。当時は老人ホームがないので、年老いた父母は、長兄と同じ敷地内のはなれに住んで、食は長兄家族と共同でとるペンションのような生活をしていたそうです。また、この富農のようなお金持ちは、偉い人(王族や国賓など)と話す代表者の役割も果たしたため、母語のフィンランド語のほかに、スウェーデン語、ロシア語、フランス語などに堪能であることが求められたそうです。フィンランド語は、一般人だけが使う「いなか語」だったとか。
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こちらは、建築物をそのまま生かして営業しているカフェ。
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この博物館の中で一番古い移築物、Karunan教会。1686年にフィンランド南部のSauvoというところに建てられた、木造の教会です。その後、石造りの教会が1900年はじめに出来上がるまで、実際に使われていました。
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1830年代に建てられた、とある人のサマーハウスの中。
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サマーハウスのメイドさん。
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ミュージアムショップ。19世紀に実際に商店として使われていた建物をそのまま使っています。日常品から馬具まで、ひとつの店でなんでも売っていたようです。
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ミュージアムショップのお姉さんが、フィンランドではカメラに向かって「チーズ」と言う代わりに、「MUIKKU」と言うと教えてくれました。フィンランドにいる魚の名前だそうです。お姉さんも気前よくMUIKKUしてくれました。
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フィンランドのイケメンさん。着ている服は、昔の一般人がお祭りの時などに着た服らしいです。
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フィンランド中部にあった農家。家畜がいた場所を差し引いてもやたら大きい家なので、何でなのか案内のイケメンさんに聞いたら、面白いことを話してくれました。フィンランド中部以北の冬は厳しい(今でも-20度になることがある。昔はもっと気温が下がった)ため、夏の間はばらばらに暮らしていた親戚が、冬期だけみんな集まって、ひとつの家で何十人という単位で共同生活をしたのだそうです。人間が近くにたくさんいれば、それだけあたたかいですもんね。昔の人は賢いです。
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イケメンさん、おもしろい話をありがとうございます。
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午後は街の中心部のKamppiショッピングセンターへ。ホステルで会った女の子が、ここのマリメッコのお店を教えてくれたので、さっそく覗きに行きました。洋服やバック、家庭用品も充溢していましたが、マリメッコデザインの布そのもののはかり売りもしていました。Kamppiの上はマンションなんでしょうか?つくりが斬新です。
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友人へのプレゼントに、トートバックを購入。こんなふうに、バックとおそろいの柄の包装紙でラッピングしてもらいました。ラッピングは無料です。気前いいです。
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帰り際、ピンクのウニッコ柄(マリメッコで一番有名な、大きな花柄)のシャツを着たおばちゃんを街で見かけました。そういうシャツはショップには無かったので、ひょっとしたら布を買って自分で作ったのでしょうか?派手なアロハシャツに見えました。

明日は、旅の終点、エストニアの首都タリンへ向かいます。
プロフィール

syltetoejsglas

Author:syltetoejsglas
はじめまして。syltetoejsglas (デンマーク語で「ジャムの瓶」の意)です。大学でジャム瓶を使って実験をしていたので、こういう名前です。
現在、デンマークでの大学院生生活を終え、プータロー生活を1年近く大満喫の後、日本帰国。4月から専門職で社会人復帰しています。
このブログは、デンマークなのにデンマーク人にすらデンマークと思われていない(?)デンマーク最北部での野趣あふれる生活を懐かしみつつ、私のいまだ不慣れな日本での日常生活を淡々と綴るものです。

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